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アートギャラリー 花シリーズ

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F-01 純青の薔薇

青い薔薇は古くから不可能の代名詞とされてきた.生物学的にバラ科の植物は青色色素の合成に不可欠なデルフィニジンを生成する酵素系の遺伝子を持たない為、自然交雑によって青い花を作出することは不可能である

F-02 純青の薔薇_窓辺の風情

F-03 カドゥプル / 月下美人近縁種

カドゥプルはスリランカの伝説に登場する「天上のナーガ(蛇神)の花」として神聖視されているサボテン科の植物.夜の女王とも呼ばれ、1年の内の限られた夏の夜間にのみ開花し、真夜中に満開を迎えた後夜明け前には完全に萎むという極めて短い開花時間を持つ.

F-04 カドゥプル_月夜の集会
F-05 ミドルミスト・レッド

ミドルミスト・レッドは原産地の中国ではすでに絶滅し、世界で2株の原木しか現存していない最も希少なツバキの品種.1804年にジョン・ミドルミストによってイギリスに持ち込まれて以来、過剰な園芸採取などが原因で野生種は姿を消したとされている.色彩はバラに似た鮮やかな濃いピンク色である点が最大の特徴である

F-06 ヒスイカズラ

フィリピンのルソン島などの熱帯雨林に固有のマメ科の蔓性植物であるヒスイカズラは植物界全体を見渡しても極めて珍しい、自発光しているかのような「ネオン・ブルーグリーン」の色彩を持つ.長さ1メートルにも達する垂れ下がった総状花序には、最大で75個以上の鉤爪や閉じた蝶のような形をした奇妙な花が密集して咲く

F-07 ハルフェティの黒い薔薇

トルコのハルフェティ地方でのみ咲くとされる完全な黒バラ。神話ではユーフラテス川の地下水の特異なpHレベルが花弁を純黒に染め上げるとされる。科学的には極めて暗いベルベットのような深紅(ダーククリムゾン)やバーガンディであり、完全な漆黒ではないとされる。

F-08 黒い薔薇_窓辺のコントラスト
F-09 プヤ・ライモンディ

南米アンデス山脈の高地帯にのみ自生するパイナップル科の世界最大種.「アンデスの女王」と呼ばれ発芽から80~100年という途方もない時間をかけて高山環境でエネルギーを蓄積する.成熟すると高さ15メートルにも及ぶ巨大な花穂を天空に向かって突き出し、最大で3万個ものクリーム色から緑白色の小花を咲かせる.壮大な開花を終えると数百万の種子を残して完全に枯死する.

F-10 フランクリンの木

北米大陸原産のツバキ科の落葉小高木であり、1765年にジョージア州のアルタマハ川岸で植物学者のジョン・バートラムとウィリアム・バートラム父子によって発見された。しかし1803年以降野生下での生存は一度も確認されておらず、現在栽培されているすべての個体は、バートラム父子が採集した数個体の種子の遺伝的子孫である。最大の特徴は、晩夏から初秋にかけて純白でカップ状のツバキに似た芳香のある花を咲かせると同時に、葉が鮮やかなオレンジ、赤、バーガンディ色へと紅葉し始める点である。花と紅葉が同一の木上で同時に発生するという稀有な現象は、風景のなかに強い郷愁と季節の境界の曖昧さを生み出す。

F-11 ヒマラヤの青いケシ

ヒマラヤ山脈の標高数千メートルの過酷で冷涼な高山地帯にのみ自生するブータンの国花。平地での栽培は極度の暑さに対する脆弱性から非常に難しく、限られた植物園の冷涼な環境でのみ開花を見ることができる。最大の特徴は自然界では極めて稀な目を見張るような「スカイブルーから深いバイオレット」にかけての青い花弁である。青いバラが人工的な遺伝子組み換え産物であるのに対し、この青いケシは自然が生み出した「真正の青」を体現している。

F-12 ヒマラヤの青いケシ_群生地

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